植林ツアー参加記録その3です。
2012年5月8日午後、牧民さんのお宅で昼食をごちそうになった後、バスはラマ教寺院へ向けて出発しました。
しばらく走ると雨が降り出しました。そのうち土砂降りの雨。それにカミナリまで…。
植林の後ですから、これはもう恵みの雨でしょう。
これで植えた苗木の活着率UPが期待できそうです。
ラマ教寺院の様子です。
シュリゲ寺という名のお寺さんとのこと。
写真と動画を一緒にご覧いただきましょう。
※ラマ教という呼び方は、現在は用いられなくなっています。チベット仏教という表現が望ましいようです。ここではラマ教と表現させていただきます。
次はオトク旗の街まで戻って、モンゴル族の学校を訪問しました。
NPO「草原の風」さんが貧しい家庭の生徒さんに支援を続けているというご縁があるということです。
学校に到着したころには雨があがっていました。
学校では生徒たちが私たちを拍手で迎えてくれ、ホールで心のこもった歓迎式となりました。
その模様を動画でご覧ください。
今日のスケジュール最後は地元役所主催?の歓迎・お別れパーティーです。
というのは、明日の朝、このオトク旗を出て次の目的地(上海)向うからです。
パーティーはオトク旗の町はずれにあるモンゴルレストランで行われました。
その模様はこの動画でどうぞ。
さて、植林作業は全員無事に終えることができました。
私たち「草原の風」32人と師範大学や地元関係者などで、およそ1000本の苗木を植えることができたということです。
あとは、これらの苗木が無事活着して、数年先にはこのオトクチ沙漠に「草原の風」の森が生まれてほしいものです。
緑の森ができれば風が和らぎ、砂の飛散・移動が納まる。木陰にはウシやヒツジが憩う。落ち葉とフンで草が生え、鳥が寄ってくる。そしていつの日か草原がよみがえる。そんな日を夢見たいものです。
今回の植林の旅は、明日はオトク旗を発ち、包頭から飛行機で上海へ向かいます。
旅は続くのですが、ブログは植林についての記事なので、これまで終わりとします。
ご覧いただいてありがとうございました。
●あとがき●
馬頭琴を始めたことが縁でモンゴルに関心を抱くようになった私(Toshi)…。
名古屋などに在住のモンゴル(内モンゴル)の知人・友人も何人かできました。
みんな楽しくてココロ優しい人間ばかりです。
内モンゴルのことを知るにつれ、モンゴルの人たちの暮らしが気になってきました。
美しい草原で遊牧生活を送っていたモンゴルの民が、その生活圏を漢民族に浸食され圧倒されつつあります。
環境破壊で沙漠が広がりました。伝統的な暮らしや言葉など民族の伝統文化が脅かされているのが現状のようです。
今回のツアーでは、観光旅行では見られない沙漠化の現状と、モンゴル族の牧民さんの暮らしの、ほんの一端を垣間見ることができました。生きいきとした青年たちとも会うことができました。ここ何年かの念願が叶いました。
実際は沙漠化は相当の勢いで進行していると聞きます。なまなかな植林(緑化)では追いつかないかもしれません。一番重要なのは中国の中央・地元政府が主体性を持って植林・緑化政策を進めることでしょう。
しかし、日本人にとって沙漠化は他人事ではありません。その影響は黄砂や気候変動として日本にも降りかかります。今まで以上の熱意をもって協力・支援することが必要だと感じました。
個人的には、関心のあった沙漠化の現状を目の当たりにすることができ、わずかながらお手伝いができました。思い出に残る旅となりました。
仲間に入れてくださったNPO「草原の風」の皆さんとハスゲレルさん、ありがとうございました。
何年か先、今回の現地を訪れて、「草原の風の森」を見てみたいものです。
(文責:Toshi)
2012年5月8日午後、牧民さんのお宅で昼食をごちそうになった後、バスはラマ教寺院へ向けて出発しました。
しばらく走ると雨が降り出しました。そのうち土砂降りの雨。それにカミナリまで…。
植林の後ですから、これはもう恵みの雨でしょう。
これで植えた苗木の活着率UPが期待できそうです。
ラマ教寺院の様子です。
シュリゲ寺という名のお寺さんとのこと。
写真と動画を一緒にご覧いただきましょう。
※ラマ教という呼び方は、現在は用いられなくなっています。チベット仏教という表現が望ましいようです。ここではラマ教と表現させていただきます。
次はオトク旗の街まで戻って、モンゴル族の学校を訪問しました。
NPO「草原の風」さんが貧しい家庭の生徒さんに支援を続けているというご縁があるということです。
学校に到着したころには雨があがっていました。
学校では生徒たちが私たちを拍手で迎えてくれ、ホールで心のこもった歓迎式となりました。
その模様を動画でご覧ください。
今日のスケジュール最後は地元役所主催?の歓迎・お別れパーティーです。
というのは、明日の朝、このオトク旗を出て次の目的地(上海)向うからです。
パーティーはオトク旗の町はずれにあるモンゴルレストランで行われました。
その模様はこの動画でどうぞ。
さて、植林作業は全員無事に終えることができました。
私たち「草原の風」32人と師範大学や地元関係者などで、およそ1000本の苗木を植えることができたということです。
あとは、これらの苗木が無事活着して、数年先にはこのオトクチ沙漠に「草原の風」の森が生まれてほしいものです。
緑の森ができれば風が和らぎ、砂の飛散・移動が納まる。木陰にはウシやヒツジが憩う。落ち葉とフンで草が生え、鳥が寄ってくる。そしていつの日か草原がよみがえる。そんな日を夢見たいものです。
今回の植林の旅は、明日はオトク旗を発ち、包頭から飛行機で上海へ向かいます。
旅は続くのですが、ブログは植林についての記事なので、これまで終わりとします。
ご覧いただいてありがとうございました。
●あとがき●
馬頭琴を始めたことが縁でモンゴルに関心を抱くようになった私(Toshi)…。
名古屋などに在住のモンゴル(内モンゴル)の知人・友人も何人かできました。
みんな楽しくてココロ優しい人間ばかりです。
内モンゴルのことを知るにつれ、モンゴルの人たちの暮らしが気になってきました。
美しい草原で遊牧生活を送っていたモンゴルの民が、その生活圏を漢民族に浸食され圧倒されつつあります。
環境破壊で沙漠が広がりました。伝統的な暮らしや言葉など民族の伝統文化が脅かされているのが現状のようです。
今回のツアーでは、観光旅行では見られない沙漠化の現状と、モンゴル族の牧民さんの暮らしの、ほんの一端を垣間見ることができました。生きいきとした青年たちとも会うことができました。ここ何年かの念願が叶いました。
実際は沙漠化は相当の勢いで進行していると聞きます。なまなかな植林(緑化)では追いつかないかもしれません。一番重要なのは中国の中央・地元政府が主体性を持って植林・緑化政策を進めることでしょう。
しかし、日本人にとって沙漠化は他人事ではありません。その影響は黄砂や気候変動として日本にも降りかかります。今まで以上の熱意をもって協力・支援することが必要だと感じました。
個人的には、関心のあった沙漠化の現状を目の当たりにすることができ、わずかながらお手伝いができました。思い出に残る旅となりました。
仲間に入れてくださったNPO「草原の風」の皆さんとハスゲレルさん、ありがとうございました。
何年か先、今回の現地を訪れて、「草原の風の森」を見てみたいものです。
(文責:Toshi)
スポンサーサイト